魚を飼育するためには、魚にあった環境を維持する必要があります。
魚によって、適切な水質や好む水質は変わってきます。
- 水質測定器
- 水質検査キット
- 試験紙
などを使って水槽の環境を整えてあげましょう。
当記事では、水槽の水質検査におすすめの「水質測定用品」を6つ紹介します。
水槽の水質検査には水質測定器を使いましょう

水槽の水質を調べたい時には水質検査キットや水質測定器を使いましょう。

水質検査ってめんどくさいんじゃないの?
と思いがちですが意外と簡単です。
水槽の「水質測定器」基本の使い方
水質測定器の測定部分を水槽の中に数秒間入れて、あとは待つだけ。
数値が画面に表示されます。
ボタンもわかりやすいものが多いので、直感的な操作で水質測定ができます。
機械が苦手な方も「どのボタンを押せばいのかわからない!」なんて心配はほとんどいらないと思いますよ。
試験紙による水質測定
試験紙で測定する場合は、試験紙に水槽の水をつけます。
あとは試験紙の色が変わるのを待ちましょう。
色が変わったら、付属のカラーチャートと見合わせて大体どのくらいの数値なのか見極めます。



学生の頃、理科の実験で使ったリトマス紙を思い出す!
水槽の「水質測定器」で測定できる項目
商品によって、測定できる項目は変わります。
- 水温
- pH
- 有害物質濃度
- 炭酸塩硬度
- 総硬度
- 亜硝酸塩
- 硝酸塩
- 塩素
などが測定できます。
水槽の水質検査におすすめの「水質測定器」3選


水槽の水質検査におすすめの「水質測定器」を3つ紹介します。
「とにかく簡単に測定したい!」という方は試験紙や水質検査キットよりも水質測定器がおすすめです。
水質測定器①「TDSめーたー」
- 本体サイズ:幅3cm×奥行き15cm×高さ1.5cm
- 重さ:40g
- 水温測定も可能
1つ目の水質測定器はウォーターエンジニアリングの「TDSめーたー」です。
キャップを外して、水に入れてかき混ぜるだけで水中の不純物濃度(TDS)が測れます。
普段の値から、数値が高くなるほど水が汚れているサイン。
水換えのタイミングが数値でわかります。
Amazonの評価も⭐️4.2と評価高めです。
水質測定器②安心の日本製 「PHメーター」
- 本体サイズ:長さ15.5cm×幅1.4cm×高さ3cm
- 重さ:55g
2つ目の水質測定器はMMK SCIENTIFICの「PHメーター」です。
- 有機物濃度(TDS)
- 電気の通しやすさの数値(EC)
- 水温
以上の3つが測定できます。
日本国内の校正を行ってから出荷されているとのことです。



中国製品はちょっと信用できないなあ
という方は、日本製のこちらを選んでみてはいかがでしょうか。


水質測定器③ニチドウ「マルチPHメーター」
- 本体サイズ:幅12.5cm×奥行き5cm×高さ23cm
- 重さ:290g
- 防水・防塵対応
- 日本製
3つ目の水質測定器はニチドウの「マルチPHメーター」です。
Amazonの口コミを覗いてみると



高いだけあってよかった!
という口コミが多いです。
反応速度がはやく、高精度な点がポイントの水質測定器になっています。
水槽の水質検査におすすめの試薬や水質検査キット3選
続いては水槽の水質検査におすすめの試験紙や試験薬を紹介します。
「機械は苦手だしアナログ派!」という方は水質測定器よりも試験紙がおすすめです。
④テトラの「pHトロピカル試薬」
- 内容量:50回分
- 測定範囲:pH5.0~10.0
4つ目の水質測定用品はテトラの「pHトロピカル試薬」です。
試薬の色が変わるので、初めての方でもわかりやすいのが魅力。
使い方も簡単で試験管にある5mlのマークまで水槽の水を入れて、試薬を7滴入れます。
試験管を軽く振ると、試薬の色が変わっていきます。
付属の比較紙と見合わせるだけで簡単にpH測定ができます。


⑤テトラの「テスト 6 in 1 試験紙」
- 試験紙を水につけるだけ
- 試験紙25枚入り
5つ目はテトラの「テスト 6 in 1 試験紙」です。
- pH
- 炭酸塩硬度
- 総硬度
- 亜硝酸塩
- 硝酸塩
- 塩素
の6つの項目がこれ1つでわかります。
スマホのアプリを使うことで、履歴が簡単にみれるので水槽の水質管理が楽になります。
Amazonの「水槽用水質テストカテゴリ」でもベストセラー1位の人気商品!



1位なら間違いないね〜


⑥水質試験紙「EASYTEST 6 in 1試験紙」
- 150枚入り
- 硬度、Cl2、炭酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、pHを測定できる
6つ目の試験紙は「EASYTEST 6 in 1試験紙」です。
- 硬度
- Cl2
- 炭酸塩
- 硝酸塩
- 亜硝酸塩
- pH
の6項目が一度にテストできます。
使い方は試験紙を2秒間水につける→1分ほど待つ→本体の色見本と比較
パッケージは英語表示ですが、同封の冊子に日本語のページもあるようです。
英語が苦手な方でも安心ですね。



150枚入りでコスパも良し♪


水槽の適切な水質とは?
水槽の適切な水質とはどのようなものなのでしょうか?
- 適切な水温
- 適切なpH
- 有害物質の有無
上記を簡単に解説していきます。
水槽の水質①適切な水温
まずは適切な水温であること。
一般的な熱帯魚の適正温度は24~26度と言われています。
飼育している魚によって適切な温度は変わるので、ググりましょう!
なお一般的な飼育魚の適温は下記になるので参考にしてください。
魚の種類 | 適切な水温 |
---|---|
メダカ | 25~28度 |
金魚 | 20~28度 |
グッピー | 23~26度 |
水槽の水質②適切なpH
魚はpHの変化にとても敏感です。
pH6~7の弱酸性かpH7~8の弱アルカリ性での飼育が一般的と言われています。
適切なpHも飼育している魚によって異なるので注意しましょう。
なお一般的な飼育魚の適切なpHは下記になります。
魚の種類 | 適切なpH |
---|---|
メダカ | 6.5~7.5 |
金魚 | 7.0~8.0 |
グッピー | 7.5~8.0 |
水槽の水質③有害物質
魚が消化しきれなかった餌は排泄物として水槽の底に溜まっていきます。
その排泄物から
- アンモニア
- 亜硝酸塩
- 硝酸塩
などの有害物質が発生します。
これらは飼育魚には良くありません。
定期的な水槽の水質検査し、適切な水質を保つことで飼育魚が生き生きと過ごせます。
また病気対策にもなるので定期的な水質検査をおすすめします。



飼育魚には長生きしてもらいたい・・・
万が一、有害物質が発生した場合は「アンモニア除去剤」などを使って除去しましょう。
「ゼオライト・アンモニア除去剤おすすめ9選!」で詳しく解説しています。


水槽の水質検査を行うメリットとデメリット


水槽の水質検査を行うメリット
- 飼育魚の病気を防げる
- 水換えのタイミングがわかりやすい
- 飼育魚が元気でいられる
水質検査を行うことで水換えのタイミングがわかりやすくなります。
- 今までなんとなく水換えをしていた
- 水槽の水換えは放置ぎみだった
というような方も明確な水質の数値がわかれば水換えする気が起きるかもしれません。
水槽の水質検査を行うデメリット
- お金がかかる
- 定期的な測定が必要
デメリットは、定期的な水質検査がめんどうくさいことでしょうか。
あとは試験紙や試薬などお金がかかります。



飼育魚のために水質管理しよう
水槽の水質検査で魚に良い環境にしましょう
今回は6つの水質検査グッズを紹介しました。
ご自身のアクアリウムにあった水質検査グッズ選びの参考になると幸いです。

